スーパーシティ法案とは【わかりやすく解説】問題点⇒危険でやばい超監視社会！

【スーパーシティとスマートシティの違い】

スーパーシティ	住民目線での社会の進化
スマートシティ	テクノロジーや手段の進化

2020年5月27日に可決されたスーパーシティ法案とは何なのか、わかりやすく簡単に解説してみました。

そもそも、スーパーシティとスマートシティの違いがわかりにくいし、「 #超監視社会 」のタグでツイッター上でも批判されているスーパーシティ法案。

スーパーシティ法案のやばい問題点やデメリット、危険性、スーパーシティ構想の候補地リスト を説明してまとめていきます。

 

スーパーシティ法案とは【わかりやすく簡単に解説】メリット&デメリット

であると、個人的にわたし自身は結論付けています。

 

たとえば、

今日5月27日、参議院の本会議で国家戦略特区改正法案・スーパーシティ法案が成立をしました。スーパーシティ法は、個人のプライバシーを侵害する超監視社会を作れるものです。外資系も含めた事業者に情報が吸い上げられまちづくりが進められる。街の主人公は、住民から事業者に移ります。大問題!

— 福島みずほ (@mizuhofukushima) May 27, 2020

↑こちらの 福島みずほさん のツイートにある通り、スーパーシティ法案によって「個人情報やプライバシーの侵害」が起きやすくなります。

それもそのはずで、住民目線をコンセプトにして地域づくり＋社会の成長を実現するためにも、政府や事業者たちは住民の個人情報データを利用する必要があるからですね。

この部分について次の小見出しでは、スーパーシティとスマートシティの違いをもっと詳しく解説しながら、わかりやすく書いていきます。

スーパーシティとスマートシティの違いは何？？

スーパーシティ	住民目線での社会の進化
スマートシティ	テクノロジーや手段の進化

まず先に、冒頭の比較表を再掲させていただきましたが、スーパーシティはスマートシティの問題点を解決するために提案されました。

実は、スマートシティでは、最先端技術やITテクノロジーという【手段の進歩】が目的化しているのが問題でした。

そこで、スマートシティとは違い、スーパーシティ構想では【住民目線での暮らしやすさに重きを置く】ことが狙いです(だからこそ、個人情報データの取得が必要となる)。

＼ スマートシティの特徴 ／

＼ スーパーシティの特徴 ／

以上のように、ITや技術の進化ばかりに目が向いていたスマートシティとは違い、スーパーシティでは住民のニーズに目を向けています。

 

しかし、

今日5月27日、参議院の本会議で国家戦略特区改正法案・スーパーシティ法案が成立をしました。スーパーシティ法は、個人のプライバシーを侵害する超監視社会を作れるものです。外資系も含めた事業者に情報が吸い上げられまちづくりが進められる。街の主人公は、住民から事業者に移ります。大問題!

— 福島みずほ (@mizuhofukushima) May 27, 2020

↑先ほども紹介した 福島みずほさん のツイートからも分かるように、住民目線での街づくりを理由にして、個人情報データが事業者に吸い上げられてしまうことになります。

住民目線と謳いながら、個人のプライバシーとデータ情報が丸裸になり、超監視社会へと陥ってしまう危険性があります。

もちろん、超監視社会の危険性だけでなく、新型コロナウイルスの感染者リスト(名前など込み)を誤ってネット上に公開してしまった愛知県 のように、個人情報データの流出も大きな懸念ポイントです。

スーパーシティ法案の問題点【危険でヤバイ超監視社会になる可能性】

ここまで書いてきたように、

という具合で、【スーパーシティ構想＝超監視社会】であるとツイッター上で大騒ぎになっているワケですね。

しかも、コロナ禍のドサクサに紛れ、検察庁法改正案のトレンドに隠れて、ひっそりと可決されたスーパーシティ法案なので悪意を感じます。

 

もちろん、スーパーシティ構想によって、便利な「顔認証」や「キャッシュレス化」が実現されます。

しかし、その便利な「顔認証」や「キャッシュレス化」のために、住民たちは個人情報データやプライバシー侵害のリスクと背中合わせとなります。

 

そして、内閣府のPDF資料では、

「個人情報関係に関する法令の徹底遵守」と記載されていますが、正直なところ、日本の行政や業者のデータ管理力は信頼できません。

やはり、安全性をどれだけアピールされても、非常に恐いスーパーシティ構想です。

スーパーシティ法案のデメリット ⇒ 反対する声が続出中。

ちなみに、↑こちらは「カナダのトロント」でのスマートシティの事例ですが、住民が個人情報データの収集に反発していて、計画に大幅に遅れが生じています。

スマートシティであれ、スーパーシティであれ、どちらであっても個人情報の取り扱いや利用方法には大きなトラブルが発生しうると言えます。

顔認証やキャッシュレス化などは便利な世の中づくりとして聞こえは良いですが、超監視社会への階段を登っていく未来を強く感じます。

ちなみに、スーパーシティ構想の候補地は、すでに数多くの自治体が内閣府の公募にアプライしています。

↑スーパーシティ構想の候補地に該当する地域にお住まいの場合は、よくご注意されてください。

 

参考文献：「スーパーシティ」構想について【内閣府地方創生推進事務局：令和2年5月】